政府による法令翻訳データの公開

会員の町村泰貴さんがすでにブログで話題にしていますが、

町村泰貴「日本政府による日本法令英訳サイト」(2006-05-16
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/05/site_53b6.html

内閣官房が法令翻訳データ集(Translations of Japanese Laws and Regulations)を公開しました(2006-04-28)。現時点では標準対訳辞書、法令翻訳データなどが公開されています。

今回の公開に対しては、町村さんが

情報公開かくあるべしという見本のようなサイトだ。
これで、オープンソースのように、日本法翻訳プロジェクトや対訳辞書の改良などが外部によって自発的になされ、内閣府のプロジェクトが採用する流れが出来れば、画期的な出来事となるだろう。

と述べたり、編集WGの一人・岡本も個人のブログで、

辞書や翻訳データはPDF形式だけでなく、CSV形式やテキスト形式でも公開されており、利用者の使い勝手への配慮がなされている。政府のサイトである以上、当然の配慮ではあるが、実践できている官庁が少ない現状では貴重なことだ。

岡本真「内閣官房、法令翻訳データ集(Translations of Japanese Laws and Regulations)を公開」(2006-05-21
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060521/1148144776

と評するなど、様々な反響がうかがえます。さて、みなさまは今回の政府による法令翻訳データの公開をどのように評価するでしょうか。

ご意見をコメントやトラックバックでお寄せください。

【参考データ】

・法令翻訳データ集(Translations of Japanese Laws and Regulations)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hourei/data1.html
・法令外国語訳推進のための基盤整備に関する関係省庁連絡会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hourei/
日本法令英訳プロジェクト(名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻外山グループ)
http://www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/told/
名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻外山グループ
http://www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/
内閣官房
http://www.cas.go.jp/