東京都立図書館が法律情報サービスを開始

東京都立図書館が法律情報サービスを開始しました。都道府県立、政令指定都市立の図書館としては初めてのことです。

すでに指宿信会員が自身のブログでふれていますが、

司法改革の精神を、市民サイドに「本当に」届けるには広報や女優の笑顔や宣伝ドラマではなく、こうした地に足の着いた、市民に実際に役立つ公的サービスをひとつひとつ整えていくことが、まず社会システムの側に求められている。
http://imak.exblog.jp/3972653/

皆さんはどのように受けとめたでしょうか。望ましい法律情報サービスとは何か? あるいは、法律情報サービスは誰が担うべきか? など、皆さんの考えをお寄せください。

・法律情報サービス
http://www.library.metro.tokyo.jp/1h/
・東京都立中央図書館
http://www.library.metro.tokyo.jp/12/
・東京都立図書館
http://www.library.metro.tokyo.jp/
・「都立中央図書館が『法律情報サービス』を開始します −公立図書館(都道府県立・政令指定都市立)で初めて−」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/07/20g7c300.htm

第10回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム

「これまでの10年、これからの10年」をテーマにした第10回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム25日(木)から27日(土)にかけて3日間、和歌山県で開催されました。

情報ネットワーク法学会の会員からも林紘一郎さん、岡村久道さんらが講演を行ったようです。個々の講演はもとより、記念すべき10回目を迎えたシンポジウムについて、参加した方々はどのような感想を持ったでしょうか。

ご感想をコメントやトラックバックでお寄せください。

【参考データ】

・第10回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム
http://www.sccs-jp.org/SCCS2006/

政府による法令翻訳データの公開

会員の町村泰貴さんがすでにブログで話題にしていますが、

町村泰貴「日本政府による日本法令英訳サイト」(2006-05-16
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/05/site_53b6.html

内閣官房が法令翻訳データ集(Translations of Japanese Laws and Regulations)を公開しました(2006-04-28)。現時点では標準対訳辞書、法令翻訳データなどが公開されています。

今回の公開に対しては、町村さんが

情報公開かくあるべしという見本のようなサイトだ。
これで、オープンソースのように、日本法翻訳プロジェクトや対訳辞書の改良などが外部によって自発的になされ、内閣府のプロジェクトが採用する流れが出来れば、画期的な出来事となるだろう。

と述べたり、編集WGの一人・岡本も個人のブログで、

辞書や翻訳データはPDF形式だけでなく、CSV形式やテキスト形式でも公開されており、利用者の使い勝手への配慮がなされている。政府のサイトである以上、当然の配慮ではあるが、実践できている官庁が少ない現状では貴重なことだ。

岡本真「内閣官房、法令翻訳データ集(Translations of Japanese Laws and Regulations)を公開」(2006-05-21
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060521/1148144776

と評するなど、様々な反響がうかがえます。さて、みなさまは今回の政府による法令翻訳データの公開をどのように評価するでしょうか。

ご意見をコメントやトラックバックでお寄せください。

【参考データ】

・法令翻訳データ集(Translations of Japanese Laws and Regulations)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hourei/data1.html
・法令外国語訳推進のための基盤整備に関する関係省庁連絡会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hourei/
日本法令英訳プロジェクト(名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻外山グループ)
http://www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/told/
名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻外山グループ
http://www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/
内閣官房
http://www.cas.go.jp/

編集WGブログの開設とトラックバックのお願い

◆ 前口上

いつもIN-Law Newsletterをお読みいただきありがとうございます。おかげさまでIN-Law Newsletterも創刊以来3年半を迎えました。月2回の発行ペースを順調に維持できれば年内に区切りの100号を迎えます。読者の皆様のこれまでの支持にあらためて感謝いたします。また、指宿信会員をはじめ、IN-Law News letterの編集にご尽力いただいている執筆者の方々に御礼申し上げます。

◆ 創刊100号に向けた新たな取り組み −編集WGブログの開設

さて、創刊100号に向けて、IN-Law Newsletterではさらに新たな取り組みを進めてまいりたいと思います。なかでも現在考えているのは最近ますます増えているブログを活用し、メールマガジンであるIN-Law Newsletterの内容のいっそうの充実を果たすことです。
その中核として、編集WGブログを開設しました。最新の情報をいち早くブログで公開しつつ、その編集版をメールマガジンとして皆様にお届けしたいと思います。

◆ 会員の皆様へのお願い −特に個人ブログの開設会員へ

編集WGブログでは、そのときどきの「情報ネットワーク法」に関わるトピックを随時掲載します。ブログを開設している会員の皆様にお願いです。編集WGブログに掲載されたトピックで皆様のご関心に沿うものがあれば、ぜひご自分のブログにそのトピックを題材にした記事をご執筆ください。そして、編集WGブログにトラックバックしてください。
なお、編集WGではある程度、会員の皆様のブログ開設状況を把握しています。しかし、決して万全なものではありません。まずは会員の皆様のブログ開設状況をお知らせください。

◆ ブログによる多様な言論空間を

これは編集WGブログを一つのきっかけとして、大勢の会員が特定のトピックについて様々な角度からコメントを寄せることで、いま「情報ネットワーク法」をとりまく問題の一端を照らし出す試みです。たとえば「法テラスの開設」、たとえば「ロースクールと法学図書館」、たとえば「法令用語の外国語訳」と、「情報ネットワーク法」をとりまくトピックには数限りがありません。これらのトピックについて、会員の皆様の間で、多様な意見が取り交わされることの意味は小さくありません。ブログを開設している会員の皆様にはご協力賜れますと幸いです。

なお、編集WGブログにお寄せいただいたトラックバックは、IN-Law Newsletterにて紹介させていただき、会員の皆様のブログへの誘導を図る予定です。

IN-Law Newsletter編集WGブログを開始

2006年5月27日、IN-Law Newsletter編集WGブログを開始しました。
IN-Law Newsletterの編集過程で編集WGが目に留めたニュースを紹介していきます。会員の方は、ぜひコメントの投稿やトラックバックをお願いします。